2015年7月4日土曜日

新緑と残雪、上高地 その1

5月20日(水)から22日(金)、上高地へ行きました。

その1

昨年2月に旅行会社のツアーによるスノーシューハイクで雪に覆われた上高地に入っていますが、撮影を目的としては、2010年の秋以来ですから5年振りです。
お天気が宜しくないので、当初の予定より1週間後の日程に変更しましたが当りでした。芽吹きの混じる新緑と残雪を頂くアルプスの山並みが、青空を背景に鮮明でした。

NO-1は22日の10時半に、上高地一番人気の河童橋を入れて撮りました。
NO-1
また、徳澤園を中心に見られるニリンソウも咲きほこり、梓川の水も青く澄んでいました。何度来ても飽きることなく、この自然風景を心行くまで楽しみました。大正池から徳澤園や横尾まで高低差が殆どありませんので、遠くの山を眺めたり足元の草花に目を向けたり、思うがままのそぞろ歩きができます。とはいえ、大きなリュックを背負った登山者には道を譲りましょう。

NO-2
NO-3


上の2枚はニリンソウを撮った徳澤園からの帰道でコンデジで撮りました。NO-2は緑色のニリンソウで時々見かけました。NO-3は非常に珍しい黒チドリと云うそうで、NPO法人のグループの一人が見つけ、リーダー格の人の説明を脇で聞いていました。ここに一株だけ咲いていました。

期待するものが見られないとがっかりですので、タイミングを見計らい、皆さんも是非足をお運び願います。少しは若返ると思います。

前置きが長くなりましたがもう少しお付き合いください。

この度も、西糸屋山荘の別館に2泊しました。ここで感じたことをお知らせしたいのです。
近頃、どこの観光地もそうですが、此の上高地にも多くの外国人旅行者が訪れていました。夕食事、20人位が食堂に入っておりましたがその半分以上が外国人と思われました。
私のような一人客や二人連れのお客が多く座ったテーブルには、私の向かい側にシンガポーリアンの20才代と思しき姉妹が、そして脇には台湾から来られた同じく20才代の若者が、同席でした。向こう側のテーブルには欧米人と思われる二組の熟年夫婦、さらにその隣のテーブルには東洋人らしい若い男だけの5人組。やはり、アジアからの旅行者が多かったです。
5年前には気づかなかった、食堂の様子でした。

さて、上高地の写真撮影に入りましょう。
沢渡から相乗りでタクシーに乗り、私だけ大正池で降り、6時少し前に池岸に着くことが出来ました。北アルプス穂高連邦の山裾に白い雲が湧いていましたが弱々しく感じました。写真NO-4.それに引き換え、反対側の方に見える焼岳は朝日を受けて、いかにも誇らしげでした。写真NO-5.
NO-4
NO-5









NO-6
NO-7









NO-6は逆さ焼岳に、ちょっと面白い形の木株を入れてみました。写真の題材になる立ち枯れの木が年々少なくなっているようで、池の静寂さに寂しさも感じてしまいました。

NO-8、9はのんびり30分ほど歩いた所の田代池です。
NO-8
NO-9
ここはこじんまりとした小さな池ですが、なかなかの人気スポットです。8は水面の美しさを、9は芽吹きと新緑のグラデーションを写しとりました。







NO-10

NO-11










田代池からモミ ツガなどの林を通り抜け、梓川左岸沿いを河童橋方向へ向かいました。

NO-10は中の瀬園地の少し河童橋寄りで、休憩できるテーブルが幾つか用意されている所です。カラマツ林と梓川を画面に取り込める私のお気に入りのスポットです。5年前に来た時には、カラマツが黄金色に輝く写真が撮れました。今回も、光線の具合が良ければ色鮮やかな写真になったのですが!!、皆さんの評価は如何でしょう。NO-11は午後3時ごろの撮影です。河童橋の右岸側の橋のたもとにあるホテル白樺荘の脇で、どっしりとした山並に対比して動きのある梓川を取り込みました。

上高地、初日の撮影はこれで終わりです。
そして、前置きで述べましたように、楽しい国際的な夕食風景が待っていました。
次回、その2へ続きます。


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