2013年5月31日金曜日

長野県北部、小川村の桜と貞麟寺のカタクリ

南信州、阿智村から北の端に近い小川村に来ました。
飯田山本で高速に入り、安曇野で降り、そこから国道19号を北上して、ここまで約150Kmの距離です。「道の駅おがわ」に到着したのが夕方5時頃でした。まだ、明るいです。
NO-1
小川村で有名な立屋の桜と番所の桜(同じ所に有ります)への入口を、道の駅で尋ね、先ずは下見をと思い行って見ることにしました。標高約800メートル、後立山連峰が目の前に広がります。右の写真は、番所の桜で、22日17時40分に撮影しました。20日に降った雪で、開花が一時停止してまだ満開になっていませんでした。樹齢およそ60年の、ベニシダレ桜です。

翌23日は、6時頃に此処に来ました。
NO-2
NO-3









NO-2は、撮影地からほぼ真西の方角です。左の方に二つのピークが接近している鹿島槍ヶ岳、右の方に武田菱の雪形でなじみの五龍岳を、番所の桜から撮りました。そして、NO-3は北西の方角にある白馬三山です。桜の枝に朝日が届かづ、開花状態もいまいちでちょっと印象が薄いです。

NO-4
NO-4は、鹿島槍ヶ岳を遠景にして、桜をアップで撮った1枚です。

当然、立屋(たてや)の桜はどうなっているの?と云われそうですが、ご覧頂ける写真が撮れませんでした。「駒つなぎの桜」同様に、極端に花付きが悪い状況でした。
1枚も撮らないでは済まされない思いで、

NO-5を撮りました。
鹿島槍ヶ岳より左に位置する爺ヶ岳を遠くに見ることができます。

NO-5
NO-6









パンフレットによると、この立屋の桜はお墓の守り桜とし、また真夏の暑さを避けるために植栽されたと伝えられています。

この後、白馬村の白馬五竜スキー場脇にある「かたくり苑」へ行きました。沢山咲いていましたが、花が開ききっていていませんので、写真になりません。この「かたくり苑」は現在の立派なゲレンデが出来る前のゲレンデでした。この様な話を、たまたま通りかかった此の近くに住んでおられる方から教えて頂きました。猿はもちろん、時には熊も出てきますよ、と話して下さっている最中に日本カモシカが上の方の林から姿を現しました。わー、驚き!! アズマイチゲと思える白い花も、半開きの状態で、カタクリ斜面より下の方の広場に沢山咲いていました。

次に向かったのが、貞麟寺です。
名の知れた枝垂れ桜は、開花が遅れ、これからという状況でした。しかし、救う神あり、で
NO-7
カタクリの花は見頃でした。


NO-8

ピンク色が濃く、形も望み通りです。そして、この場を独占でした。

南北に長い長野県を縦断した今回の撮影旅行は、天気には幸い恵まれましたが、写真撮影としては悲喜交々の撮り歩きとなりました。これからも、自然と共に楽しみます。


2013年5月12日日曜日

阿智村周辺で、黒船桜と花桃

駒つなぎの桜に何がしかの未練を残し、何年か後の再訪を胸に納めつつ、山を下りました。次に向かいましたのが、清内路村の黒船桜です。

NO-1
NO-2









名前の由来は、嘉永6年に植えられた桜で、ペリー来航時であったことから誰云うともなく、此の名がついたようです。

こちらの桜も枝振りが良いです。
2、3日遅すぎた感じですが、青空に映えています。木の根元がお墓になっており、墓石をカットして写しています。
NO-3
撮影場所を探し求めて歩いている時に、綺麗に咲いている水仙を見つけましたので、気分転換に撮りました。

この時、愛知県豊田から来られた方と桜談義になりました。話しの内容は、今年の桜は見頃を予想できない。下見をしていても、その読みが狂わされる、というものでした。今日もこれからどこへ行けばいいのか迷っている、同感です。

NO-4
駒つなぎの桜からここへ来る途中で写した1枚をご覧願います。山の中腹に咲く桜と緑鮮やかな木が、水面のエメラルドグリーンと共に印象的です。

さて、桜撮影はひとまず終わり、二番目に期待していた花桃を撮りに、月川温泉花桃の里へ向かいました。五千本の花桃が咲くと云われている所でしたが、見頃の木は2、3本で殆どが蕾状態でした。次に向かいましたのが昼神温泉です。
ここに至って、見頃で綺麗に咲いている花桃を見ることができました。赤色とピンク、白が一緒に咲いているとひと際鮮やかです。
NO-5
NO-6









花桃もどうにか撮影できました。今日は家を出てからまだ2日目、3、4日のつもりでいますので、先ほどの豊田の方と同じように、何処へ行けばいいのか?思案です。阿智村を離れ、長野県北端の上水内郡小川村へ行くことに決めました。


2013年5月5日日曜日

駒つなぎの桜

「駒つなぎの桜」を撮りたい。

この思いを果たすべく、4月21日(日)に我家を発ちました。明日から天気が良くなり、桜も見頃になると予想しました。
上信越道の松井田妙義付近では(5/12日訂正、中央道を走っていますからこれはありえません。長坂から小淵沢付近でしょう)きれいな新緑が目に飛び込んできましたが、諏訪辺りに来ますと、山はおろか町中まで雪に覆わていました。昨日、季節外れの雪がかなり降ったようです。

NO-1
NO-2









岡谷ジャンクション辺りも道路脇に雪が残っていましたが、そこから南下するに従い目につかなくなりました。

車は駒つなぎの桜迄直接乗りつけることが出来ません。月見堂で通行止めで、此処に最終駐車場が有ります。さらに、此の手前に2ヶ所ほど駐車場が用意されています。月見堂からは歩いて15分ほどです。
午後3時頃、上の写真を撮りました。ネットで既に分かっていたようなことですが、花付きが悪く、正直がっかりしました。今年は手前の田んぼでの水張りを、樹勢回復を願って止めたようです。
そんなこんなで、NO-2の案内板に見るような豪勢な桜は見ることが出来ませんでした。
それでも、翌朝7時にここに来ました。朝日のあたる姿を見たいからです。
NO-3

NO-1とほぼ同じ位置で撮っていますが、印象が良いです。活気を感じます。
なんとか、樹勢を取り戻して欲しいものです。僅かばかりですが、竹で作られている募金箱に気持ちを入れさしてもらいました。


NO-4
NO-4の写真は、初日に月見堂迄戻ってきた時に、道路の脇に咲いていた花が赤く見映えが良かったので撮りました。

最後になってしまいましたが、所在地は長野県下伊那郡阿智村、中央自動車道の園原インター付近です。