2015年12月27日日曜日

2016年 富士写撮会写真展28 開催

例年行われている富士写撮会写真展28が今年は1月5日(火)から横浜で開催されます。

詳細は、案内状(表と裏がセットで表示され、裏面の○印は私の当番日です)をご覧下さい。

今までの開催場所は東京でしたが、今年は神奈川県の横浜で初開催となります。
そこで、
今年3月に行われた時の出展作3枚に新規作品3枚を加えて、計一人6枚を展示します。合計11人の写真展です。

正月明けの5日からですので、食べ過ぎた方、飲み過ぎた方、遊び足りないない方、などなど会場までお越し頂けましたらこの上ない喜びです。場所も みなとみらい でついでの観光も楽しいことでしょう。

それでは、会場でお待ち申し上げます。
宜しくお願い致します。
                2015年12月末日













2015年12月6日日曜日

日本のチロル

下栗の里、日本のチロル。

私のキャッチフレーズ「長野や東北地方までーーー」のように色々な所へ出かけているつもりですが、まだまだ知らない名所が有ります。「ここだけの、ローカルシーン」というサブタイトルの付いた旅関係の雑誌の中に、此処は行ってみたい、という印象で写真が目に飛び込んできました。
2013年4月南信州阿智村(駒止の桜、花桃の昼神温泉)に行きましたが、そこから東へ車で約2時間の所に道の駅「遠山郷」があります。初めの予定では、伊那インターから一般道に入り国道152号を南下して道の駅に行くつもりでしたが、腹の調子がちょっとおかしく、思いの他時間を食ってしまい飯田インターまで延ばして一般道に降りました。飯田市内のスーパーで夕食を買い、お腹の調子も良くなり改めて道の駅を目指しました。既に薄暗くなり、町中を抜けると道幅も狭くなり、暗闇の中をナビと道路標識を頼りに必死の運転でした。道の駅に到着したのがなんと午後6時になってしまいました。出発前の目論見では、撮影場所の下見、その時間がなければ観光案内所で地図など頂き場所を教えて頂く積もりでしたが何もできませんでした。
翌朝10月29日(木)6時、ネットで調べた地図を頼りに車を走らせました。幸い、国道沿いの立て看板「下栗の里、日本のチロル」を見つけることができ、そこから細い道を何処までも登り、道案内の看板を見つけては右へ左へとハンドルを回しました。地名に見覚えのある、「拾五社大明神」まで来ることができやれやれと云う気持ちになりました。まもなく、目標としていた「はんば亭」や「高原ロッジ下栗」がある駐車場に到着しました。
はんば亭は閉まっていましたので、ロッジで道を尋ねるつもりで入りましたが、宿泊客でないということでなんとなく無愛想で教えてもらえませんでした。駐車場に戻りましたら、幸いにも撮影が終わって帰ってきたと思える方がおられましたので、行きたい所の場所をお尋ねしました。
やっとわかりました。
トイレに入り、急いで準備をして目的地に向かいました。

前置きが大変長くなり、お疲れ様でした。私も正直疲れました。
冒頭の写真雑誌の印象深い写真のように、霧が出ていました。慌ただしくカメラをセットして撮り始めました。
NO-1
それが左の写真で、8時5分撮影です。
霧の出方や形は色々で(NO-2,3)、それを追いかけるようにバチバチとシャッターを押し、9時半頃まで撮り続けました。

撮影場所について、
駐車場から3分ほど車道を登り、そこから森の中の起伏が殆ど無い幅1メートル前後の細い道を歩いて行けば、駐車場から20分で斜面の集落が見下ろせるパイプで造られたステージに到着します。ちょっと無理をすれば10人位が撮影できる広さです。元々の地面を利用した部分と、パイプを組んで造られた部分とが有りますので、ご参考までにお知らせします。

NO-2
NO-3











NO-4
NO-4は、はんば亭で昼食を食べた後、駐車場周辺を散策した時に見かけた立派な石碑です。
NO-5
道幅が細く、曲がりくねった道路を車で移動して良い眺めを探し回りましたが、車を止められないため良いかなと思っても殆どが素通りになりました。

2時少し過ぎた頃駐車場に戻り、再び撮影に向いました。
当然霧は出ていませんが、変わって午後の陽射しが集落の斜面や山肌に程良く当たり、立体的で、秋の風情を一段と強く感じる光景が広がっていました。NO-5、14時50分撮影。

かねがね来てみたいと思っていた所とはいえ、ドタバタとした感じで撮影に突入してしまいましたが、朝昼いずれも期待通りの写真が撮れてしまった事に不思議さを感じます。

観光案内をしているおじさんから頂いた地図に、夕日スポットがしらびそ高原方面へ少し走った所に記されていましたので、そちらに向いました。が、かなり走ったのですが見つからず、諦めてUターンしました。

翌朝30日(金)も撮影現場に向いました。
霧は見られず、南の方の空がうっすらとピンク色に染まっていました。残念ながら、精彩の無いのっぺりとした集落に、私は所在無くぼんやりしていました。ぼんやり眼に変化がもたらされました。
左の方から朝日が射しこみ、集落だけが秋の装いで浮き出てきました。NO-6、7時34分撮影。
NO-6
NO-7













NO-7はこれより早い時刻で7時3分に撮りました。

NO-6が撮れたことで、日本のチロル撮影は終了しました。
駐車場に戻り、朝食になるような物を食べていましたら、秩父に住んでいるが川越の高校に通っていたという方と長話になりました。億劫がらずに積極的に出歩き、今回も2週間位?かけ、日本海の方まで回る予定とのことでした。この時、雨晴海岸も話題になり、私が行きたいと思っている所で、詳しく伺いました。富山県氷見にありますが、ここ日本のチロルと同じく是非実現したいです。


2015年11月23日月曜日

白馬大雪渓と白馬三山の朝焼け

白馬大雪渓
白馬大雪渓に足を踏み入れたい、と一昨年トライしましたが生憎の大雨で実現しませんでした。今回はそのリベンジで、8月6日(木)に実行しました。

大雪渓や白馬岳に関する過去を振り返りますと、ワンダーホーゲル部の夏山登山で20代に大雪渓から白馬岳に登りました。その頃はアイゼンを装着しない登山靴とキスリングという装備でしたが、15人前後のメンバー全員事故も無く登って来ました。また、50代では二回ほど写真撮影で白馬尻荘(小屋)まで行きました。

近頃は、栂池自然園の展望湿原から大雪渓を眺めるぐらいになっていましたので、冒頭の如く夏でも消えない冷たい雪に触れてみたくなりました。
NO-1
NO-1は、これから長い大雪渓を登ってゆく登山者の列をポイントにして9時28分に撮りました。私は雪渓の中程で、手持ち撮影です。天気は明るい曇りでしたが、さすがにこの辺に来ますとご覧のようにガスが出て、視界が良くありません。
NO-2
NO-3









上の2枚は8時5分頃、白馬尻荘(小屋)から撮りました。夏山らしい山肌の緑が雪渓の白と対照的です。

下の2枚は大雪渓での撮影終了後、先ほどの白馬尻荘(小屋)まで戻る途中でNO-4を撮り(10時23分)、NO-5は戻った時に撮りました(11時3分)。こちらはNO-2の撮影位置とほぼ同じです。
NO-4
NO-5









特にNO-4について、白いのは雪渓ですが、霧が立っているようで面白いと思いカメラをセットしました。雪渓の幅をもっと広くしたかったのですが、足場が限られできません。

十分とは言えませんが、NO-1のように登山者を入れた構図の大雪渓が撮れましたので満足します。白馬村までは時々来ますので、綺麗な青空の時にもう一度チャレンジしてみたいです。

白馬三山の朝焼け
大雪渓の翌日から、1泊2日で栂池自然園へ行きました。
朝一番のゴンドラリフトに乗り、今晩お世話になる栂池山荘に余分な荷物を預けて自然園に入り、8時頃から撮影を始めました。青空はあるものの、白い雲が湧き出て肝心の白馬岳付近は山並が見えません。白馬大雪渓で記した展望湿原まで行きましたが、余り収穫は得られませんでした。

NO-1
NO-2

 NO-2のニッコウキスゲは浮島湿原で撮りましたが、花は綺麗ですがあいにく後ろ向きです。
NO-3
NO-4
NO-3はワタスゲ湿原辺りで、山にかかった雲を取り込み活かす感じで構図を決めました。NO-4は夕食後、山荘の部屋から手持ちで撮りました。明日の天気は良いかも!!

NO-5
朝焼けは朝食前の僅かな時間でした。
NO-5は4時56分、NO-6が5時00分の撮影です。
NO-6
先ず、雲が赤くなる事から始まり、少しずつ変化してついに山の頂きがNO-6のように赤く色付き浮き立ちました。
この間何枚か写真を撮りましたが、5時9分になりますとNO-7になり普通に見られる光景





NO-7







に変わってきました。
これで、15分間の朝焼けドラマは終了しました。

朝食までもう少し時間が有ります。水滴を付けたヒオウギアヤメとチングルマ(果穂)を撮りました。

NO-8
NO-9









朝食後は、朝のドラマと山荘の朝食で十分満足感を味わいましたので、のんびり歩いて浮島湿原まで行きそこで引き返しました。

NO-10
NO-11









NO-10は白馬三山を見下ろす感じのシシウドで、夏らしい雰囲気です。NO-11は浮島湿原で、水面に映る白馬岳を撮りました。風もなく、人気も無く、ベストタイミングで得られたショットです。時間は10時7分。
昨日はパッとしない一日でしたが、今日は晴々、これで OK です。


2015年10月18日日曜日

エーデルワイス咲く憧れのスイスで、ハイキング!! -後編ー

後編のハイキングは、モンブランからです。

ツェルマットから列車とバスを乗り継いでシャモニーにやって来ました。

ロープウエイに乗り、名峰モンブランを展望するエギーユ・デュ・ミディ展望台(3,777メートル)に登りました。昨晩降った雪がシャーベット状になっていて、標高の高さを実感しました。また、此のハイキングでは、日本人とフランス人の二人のガイドさんが付き、歩行約 6キロメートル 3時間30分の行程をガイドしてくれました。旅のしおりの副みだしに「赤い針峰群展望ハイキング」と記されていましたが、歩いたコースはまさに切っ先鋭く尖った山々と氷河に囲まれていた、という雰囲気でした。ここでも、天気は青空で、皆さん気持ち良さそうに歩きました。行き交うハイカーとも軽やかに「こんにちわー」と挨拶をすると、ハローとかボンジュールとかの言葉が笑顔とともに返ってきて、和やかな国際交流でした。
NO-2
NO-1








NO-1は展望台からモンブラン(中程の、少し丸みのあるお皿を逆さにしたような白い山)を9時半頃に撮りました。NO-2は11時半ごろの撮影で、小休止後の行動開始の様子です。後ろから三番目で青いシャツを着ている人が日本人ガイドさん、写りが小さいですが先頭の黄色いリュックを背負った方がフランス人ガイドさんです。
NO-3
NO-4













NO-3から5は特に説明は有りませんが、昨日まで存分に眺めていたマッターホルンを此の展望台からも眺めることができました。6の花はリンドウだったと思います。

NO-5
NO-6









NO-7はアルペンローゼです。コースの所々で見られたのですが、時期が遅いため何処で見てもこのように一輪位しか咲いていませんでした。

NO-7
NO-8








NO-8は氷河ですが、非常に大きいものでした。例えば、左側の黒い山の斜面の下の方に見える帯状のグレーの部分の高さが150メートルもあるそうです。ヘリコプターがトンボほどの大きさに!!

NO-9
NO-9は私のお気に入りの一枚です。山の名前を教えてくれましたが、残念ですが思い出せません。(クローン羊のドリーと云う名に似ていたような気がします)
此の山の右奥(写真の中には見えません)にグランドジョラスが聳えています(実際には、殆ど雲に隠れていました)。

リギ山やマッターホルンのハイキングコースの道はかなり平坦で歩きやすかったですが、エギーユ・デュ・ミディのこのコースは起伏も有り岩や石も多く、本格的ハイキングコースと云うものでした。参加された方々は、普段からハイキングや山登りの経験が豊富で、しかも天気も良かったですから苦も無く歩いているご様子でした。私も、大丈夫でした。

おそらく3時半頃に下りの電車に乗り、全員無事にシャモニーの町に戻ってきました。ここから自由行動で、仲間になった感じの男4人でテーブルを囲み、先ずはビールで乾杯。そして、食べた物を記憶していませんが何種類かをシェアして夕食にしました。5~6人がまとまったところでタクシーでホテルへ帰りました。タクシー代は旅行会社持ちです。

シャモニーからバスで4~5時間、アイガー北壁やユングフラウが聳える町シュテッフェベルグに来ました。そこから10分ほどロープウェイに乗りミューレンに到着。レストランで昼食をとり、その後また5分程列車に乗りアルメントフーベルへ。

ここで、1時間30分の”花の谷”ハイキングをしました。

NO-10
NO-11









NO-10では、左側からアイガー、メンヒ、そしてユングフラウの山々が一望です。ヤナギランが咲いているNO-11はメンヒとユングフラウが背景になっています。この眺め、如何でしょうか?色々手間暇かけて来た甲斐が有るというものでしょう。
NO-12
NO-13









NO-12,13の写真を眺めていますと、規模は全く比較になりませんが、故郷の山を思い浮かべ眺めているようで、都会の喧騒を忘れます。

夕方、バスにてグリンデルワルトのホテルに到着しました。夕食会場は道路をはさんだ向かい側のホテルなのですが、ちょうどその頃激しい夕立になりました。旅の初日と同じような雨でした。
NO-14
夕食のデザートが出てくるタイミングで、花火がパチパチ瞬いているように見えた飾り付けたお皿を持った店員さんが、私が座っているテーブルの上にそれを置きました。何事!!と思い、直ぐに思い当たりました。25日は私の誕生日でした。記念品とともにお祝いをして頂き、ありがとうございました。

いよいよ、行動する日程としては最後の一日となり、ユングフラウヨッホ観光とアイガー北壁展望ハイキングです。
先ず登山電車で、ヨーロッパ最高所の鉄道駅ユングフラウヨッホ(3,454メートル)展望台観光からです。

NO-15
NO-16










NO-17
NO-17はアレッチ氷河の写真ですが、この下にも通路などがあり、富士山の頂上付近にNO-15や16の見物コースがあります。驚くことに、ここまでの登山鉄道やトンネル造りがおよそ100年前に行われたということです。
NO-18
NO-18のクライネシャイデック駅(標高 2,061メートル)まで電車で下りました。此の駅の後ろにまわって、1965年北壁初登頂の悲劇を著した小説「アイガー北壁」の作家新田次郎の記念碑を見ました。

昼食も済み、この休憩を楽しんだところでガイドさんと合流し、このツワー最後のハイキング(歩行約2時間)を始めました。
NO-19
NO-20









このコースでもヤナギランが見られましたが、ご覧のように霧の中を歩きました。今回の旅行で初めてことです。NO-20の写真の中に登山電車のトンネルの様なシェルター?が見えます。牧歌的な景色、良いですね!

NO-21
NO-21は日本への旅立ちの日の早朝、ホテルのバルコニーから撮りました。アイガーですが、ちょっと想像できませんね。

旅行日程は9日間でしたが、予定されたハイキングは6日間。ブログ途中でも述べさせて頂きましたが、全日程好天に恵まれました。昨年のクロアチア旅行もそうでしたが、なんとも申し訳ない気持ちです。
綿密に計画できることでは無いだけに、非常に楽しい旅行でした。
また、親しく行動を共に出来た同行者方々に感謝です。
行き帰りの飛行機の中で、山友達の6人組の方々と隣り合わせになり色々な山行のお話を聞かせて頂き、また前編で記したグレイシャーパラダイスに行かれたお二人の内のお人方とは珍しい出会いがありました。昨年の上高地と今年の一の倉沢で行われたスノーシューハイクで一緒であった、ということでした。

これからも、色々な出会いを楽しみに、次なる旅行を思い描きたいと思います。
長いおつきあいありがとうございました。


2015年9月27日日曜日

エーデルワイス咲く憧れのスイスで、ハイキング!!ー前編ー

7月19日(日)~27日(月)、「ヨーロッパアルプス3大名峰・花のハイキング9日間」 ツアーでスイス、フランスに連なる雄大な山並を眺め、足元の花々に視線を移し、毎日ハイキングしながら存分に楽しんできました。一番気になったお天気も、雪の白さが眩しいほどの青空でした。

ハイキングした主な山を列記します。
  スイスの山   :20日 リギ山
                       21~22日 マッターホルン
             24~25日 ユングフラウ3山(ユングフラウ、メンヒ、アイガー)
  フランスの山:23日 モンブラン

早速ですが、エーデルワイスの花を見て頂きましょう。
NO-1
21日の10時頃に撮りました。三脚は持参しませんでしたから、他の写真も全て手持ち撮影です。カメラは一眼レフ(18-200mmのズームレンズ1本)、コンパクトデジカメ、そしてスマホです。
此の写真は勿論一眼レフで撮りました。マッターホルンやアルプスの山並みを背景に入れた構図で撮れれば最高でしたが、被写体も小さく、残念ながら出来ませんでした。
日本のウスユキソウと比べ、白い綿毛が厚く、着膨れしているように感じます。標高も高いですから、寒さも厳しいのでしょう。ご参考までに、昨年7月に早池峰山で撮ったハヤチネウスユキソウを私のホームページにアップしておりますのでご興味がある方はご覧下さい。 http://www.landscapephoto-kazu.com/

エーデルワイスが見られたのはこの日だけでしたが、ロートホルン展望台から歩き始め、三つの湖が見られるこのコースの所々で見ることが出来ました。今回参加したこのようなツワーはいくつも有りますが、私が重視したのはエーデルワイスの見頃は何時か?ということで、今回の日程を選択しました。前述のように天気も良く、願ったり叶ったりのスイス旅行になりました。

それでは、順を追ってヨーロッパアルプスの山々を披露させて頂きます。
ハイキングの始まりはリギ山からです。昨日、バスで移動してホテルに到着する少し前からかなりの雨が降り出しましたので、今日のハイキングが非常に気になりました。が、杞憂でした。
青空の下、ヤナギラン、マツムシソウ、シシウドなど、次から次へと続く花々に見とれ、シラビソの様な針葉樹越しに大きく横たふ湖も素晴らしい眺めでした。

NO-1
NO-2








NO-3
NO-1は、若者向けのちょっと急なコースを通って頂上に向かう我がパーティです。赤い服を着用した先頭の方が現地ガイドさん。
ヤナギランを前景にした湖は、四森州湖の一部でしょう。
NO-3はリギ山に登るのに利用したヨーロッパ初の登山鉄道のリギ駅で、宿泊したホテル(リギ カルトバート)の直ぐ近くに有ります。三本の線路の真ん中がアプト式?の線路になります。

NO-4
午前のハイキングに次いで、午後はルツェルン湖で50分間のクルージングをして、ルツェルンに上陸しました。ルツェルン州のシンボルといわれるカぺル橋(写真NO-4)や旧市街(写真奥に見える所)を見物しました。



氷河らしきものも見られる急峻な山並みや、その山肌を流れ落ちるカスケードのような滝などを眺めながら4時間近くバスに揺られ、そのあと電車に乗り換えて10分程でマッターホルン観光の基地ツェルマット村にやって来ました。

観光客で賑わっているハーンホフ通りを歩き、マッターホルン博物館の角を曲がってマッターホルンのビューポイントになっている橋まで来ました。薄暗く(9時近く)なっていましたが、川の先に烏帽子の様な形のマッターホルンを先ず見ることが出来ました。この時ばかりは、私の写真を仲間の一人に撮って頂きました。

NO-5
21日朝6時半頃、昨夜マッターホルンを眺めた橋にやって来ました。遅きに失し、6時頃に見られる朝焼けのマッターホルンは見られませんでしたが、少しひんやりする澄んだ空気を通して、朝日に映えるマッターホルンを撮りました。

いよいよ、マッターホルンのハイキングが始まりました。天気も上々です。
初めにお伝えしてしまいますが、旅行前に思い描いていた、逆さマッターホルン、エーデルワイスの花、等など全ての思いが満たされました。

NO-6
NO-7









NO-6 書かれている文字には意識が働きませんでしたが、形に興味を持ちマッターホルンと一緒にパチリ。
NO-7 マッターホルンより右の方に位置する面白い形の山。右側の、頂上に雪を頂いた山はマッターホルンの富士山とか?です。

NO-8
NO-9









NO-8,9は、約1時間の行程で3カ所でエーデルワイスを見ることができ、そのうちの二カ所で撮ったものです。冒頭の写真はNO-8と同じ所です。
NO-10
NO-11


















NO-12

NO-13

逆さマッターホルンの写真は10時半頃、同じ湖の所で撮りました。他の観光客が居なかったのも幸いでしたが、風も無いのがそれ以上に嬉しかったです。静かな湖面にマッターホルン、の写真です。

NO-14
NO-15









NO-14はタンポポ越しにマッターホルンを撮りましたが、タンポポが非常に多く咲いていました。NO-15の赤い花、現地ガイドさんが名前を教えてくれましたが、忘れてしまい申し訳ありません。

それでは、2日目のマッターホルンに進みたいと思います。
昨日は逃してしまいましたが、早起きして朝焼けのマッターホルンを撮りました。泊ったホテルが有名なリッフェルベルクと云う山岳ホテル(標高 2,582メートル)で、マッターホルンが目の前に大きく屹立しています。
NO-16
NO-17









朝露が靴に浸み込む程の大地に足お踏ん張り、フィルム感度(ISO)を800に上げて撮りました。周囲には、手持ちで撮っている人、三脚をセットして撮影している人、の二人の現地人?が居ました。三脚をセットしていた人と話をしましたら、3時間かけて自転車で来たがここは初めてだ、と云っていました。30才半ばの方と思いますが、一旦はこの場で別れましたが、後ほどホテル近くで撮影しているのを見かけましたので、マッターホルンを背景にして私の写真を私の一眼レフカメラで撮って頂きました。その方のカメラも同じNIKONでした。
NO-18
NO-19













NO-19は泊ったホテルで、この地方だけで飼育されている顔の黒い羊(ウーリーとか言われている)が朝食の草を食んでいます。
NO-20
NO-21









NO-20はマッターホルンの富士山と云われている山ですが、NO-7と比べると大分険しく感じます。NO-21は日本でもよく見られるヒメシャジンとよく似ています。

此処までが朝食前に撮った写真で、これからハイキングに出かけます。
NO-22
NO-23









NO-22補足 マッターホルン・グレイシャー・パラダイス
NO-24
NO-25
NO-22はゴルナーグラート展望台かその付近から写した氷河で、右の隅の方にマッターホルン・グレイシャー・パラダイス(NO-22補足)が写っています。男友達の二人連れ参加のお二人だけが、このハイキング終了間際の段階で、別行動でリフトを乗り継いでそこ(NO-22補足、右側の黒く尖った山)まで行ってきました。反対側のイタリアが見えたそうです。その間、我々はシュヴァルツゼー・パラダイスに行きちょっと遅め(2時頃)の昼食をのんびり食べていました。標高は2,583メートルですが、暑かったです。

話題を元に戻します。
NO-23から25はハイキング中の写真です。24の白い花はワタスゲの果穂です。此の湖でもマッターホルンを静かに、心行くまで眺めることが出来ました。が、出発間際に中国人グループがやってきて、俄かに騒がしくなりました。ここでちょうど12時頃でした。

先ほどのシュヴァルツゼー・パラダイスは距離的にはマッターホルンに一番近い所にある展望台のようですが、少しずつ大きくなっていた雲が前述のマッターホルン・グレイシャー・パラダイス側で更に大きく湧き立ち、マッターホルンの形がはっきりしない程になりました。
NO-26

これがマッターホルンとの実質的なフィナーレになりました。列車でツェルマットの村へ戻り、ネズミ返しの建物(NO-26)や観光馬車を歩きながら眺めた後にシャモニーへ向かうバス旅になりました。

ここまでを前編として、投稿します。
後編は、シャモニーからユングフラウ三山などで、こちらもお楽しみ願います。