2012年6月28日木曜日

キバナシャクナゲ咲く、金峰山

6月24日(日)、金峰山に登って来ました。

本日(7/5 木)、ホームページにアップロードしました。こちらもご覧下さい。
http://www.landscapephoto-kazu.com/
http://www.landscapephoto-kazu.com/

天気予報が晴れ時々曇りでしたので、前の晩に道の駅「はなかげの郷まきおか」で車中泊。
翌日の早朝5時に此処を立ち、大弛峠の駐車場に6時に到着しました。途中、大弛峠近くから、金峰山のシンボル的大岩、五丈石を垣間見ることができ、良い天気を期待しました。
人気のある山で、本来の駐車場は既に満車。少し下がったトイレのある辺りの道路わきを確保しました。おにぎりやパンで朝食を摂り、ストレッチ的準備運動をして、7時10分登山口を出発しました。
カメラ機材は、ボディのD300、それに交換レンズ3本。登山用スタイルで身を固めるつもりでしたが、登山用ズボンを忘れた為、ひんしゅくを駆ってしまうジーンズ スタイルになってしまいました。

朝日峠、朝日岳へと歩み、鉄山の分岐も過ぎました。殆ど汗をかくことがなく、少々太めのジーンズが幸いして、足の上げ下しも苦にならず身体は順調でした。気がかりは、シャクナゲの木は沢山見かけるものの花が全く咲いていません。小さなツマトリ草ぐらいをちらっと見ながら歩き続けました。
さすが日曜。女の子のように見えた小学低学年の子を二人連れて登山している家族と言葉を交わし、何回となく前後しながら歩きました。
金峰山頂上迄およそ500メートル程の所、賽の河原と呼ばれるちょっとした広場に出ました。

咲いていました、キバナシャクナゲ。
ハイマツなどに囲まれながらも、薄いクリーム色の花が際立ちます。

此処ではカメラを取り出さず、頂上を目指しました。大きな岩を何回も乗り越え、そして最後もまた大きな岩の下をくぐり抜けて金峰山頂上に到着です。地図上の行程時間は2時間30分ですが、到着時刻が10時頃でしたから、所要時間は3時間でした。
五丈石も数十メートル先に見る事ができましたが、白い雲に覆われ余り雄々しく感じません。写真を撮りたかったのですが、この様な次第でここでもカメラはザックの中に収まったままでした。
いきなり驚かせて申し訳ありません。五丈石の代わりに登頂記念の1枚です。
標高 2,598 m の表示が出ています。(左手にカメラを持って、自分撮影。草色のザックと三脚がかすかに右隅に見えます)




頂上での滞在はそこそこに、先ほどの賽の河原へ戻ります。その付近で、何枚かキバナシャクナゲを撮りました。









群生して咲いている所もありましたが、写真にするには花が小さくなり、さらに立木もうるさく感じましたので、カットしました。
写真を撮っていると、50才代と思われるご夫婦が登ってこられ、咲いているキバナシャクナゲを見ながら、バニラみたいですね!と奥さんが云われ、なるほど良い例えと親しみを感じました。
(ここに掲載した写真は、全て手持撮影です)



お目当てのキバナシャクナゲの写真も撮れましたので、大弛峠へ戻る事にしました。昼食は、鉄山分岐でとりました。
朝日岳から少し進んだ所に大きな石がごろごろしている場所で左の写真を撮りました。北の方角にある山ですが、此の辺りの雰囲気を表しています。曇り空ですが、幾分か岩の辺りに薄日が差しています。
途中で休憩をとりながら、無事に大弛峠の登山口に帰り着きました。
時計は14:55分でした。
不思議なことに、今朝登り始めて直ぐ、自分のジーンズの事について、言い訳がましく話しかけた40才代のご夫婦の姿を登山口の所で見かけました。互いに気付き、お疲れ様の言葉を親しみを込めて交わしました。

2012年6月19日火曜日

梅雨時といえば、花菖蒲

6月17日、隣の狭山市にある智光山公園で、花菖蒲を撮って来ました。
当日の未明ごろに雨が上がり、花撮影には丁度良い明るい曇り空のもとで撮影出来ました。

話題がそれますが、台風4号が紀伊半島南部に上陸しました。これから20日の朝にかけ、強風と雨に厳重警戒してほしいとのことです。











右の縦写真は、菖蒲園のすぐわきを綺麗な小川が流れていて、郷愁を感じる工夫で写してみました。
撮影時間が9時半を過ぎていましたので、見物人もちらほらと来ておられ、画面から出て行くまで、しばらく待たされました。




他の3枚は、綺麗な花菖蒲です。
ごゆるりとご覧下さい。


2012年6月16日土曜日

三窪高原でツツジを撮る

梅雨の晴れ間を利用して、東京都との県境に近い、山梨県北東部にある三窪高原へ6月14日に行って来ました。

国道411号、柳沢峠に車を駐車して、9時頃歩き始めました。山はカラマツやミズナラの緑が鮮やかで、この時期ならではの眺めです。富士山を背景に入れて山ツツジを撮りたい、が今回の狙いです。
事前の情報では、ミツバツツジがそろそろ終わり、山ツツジはこれから、と云うものでした。










登山コースの柳沢ノ頭についてみると、富士山が見えていました。
いつ消えてしまうかわからない。あはただしく撮影準備をして、9時45分頃目的とする富士山と山ツツジを撮る事ができました。
梅雨時に見る富士山としては、この程度で満足でしょう。
此処に30分位は居ましたが、これ以上の良い眺めは無く、逆に消えてしまいました。

富士山とのご対面ができ、どうにか目的は達成できましたので、気楽な気分で歩き始めました。

ミツバツツジは情報通り散り始め、落ちている花を見て、それから上を見上げて歩いていました。下の写真は、森の明るい緑を背景に綺麗に咲いているのを見かけましたので撮りました。右の白い小さな花はズミかと思います。かなり見かけました。奥日光,戦場ヶ原などで、よく見ることができます。






















山ツツジもご覧のように咲いていました。朱色の赤が、人目を引きつけます。全体的にはまだまだ蕾の状態で、見頃は1週間後位と予想します。

此の三窪高原は山ツツジが満開になってこそ、大勢の人で賑わう高原なのでしょう。ハンゼの頭に到着した時にも富士山は見えましたが、前述程に明瞭ではありませんでした。一応写真は撮りましたが、掲載する程でもありません。


2012年6月6日水曜日

白馬村と小谷村を撮り歩く

5/23(水)~25(金)に出掛け、この季節としては7年振りです。
メインテーマは、親海湿原のミツガシワと白馬三山をからめた新緑風景です。


     右がミツガシワのアップです。

各地で見ることができる花で、それほど珍しいものでもありません。が、これ程群生し
ている場所は珍しく貴重です。
この花は氷河期の生き残りと言われており、綿毛がその名残でしょうか。

10時半頃からおよそ2時間、全景、アップ、と色々撮りました。

此の湿原から歩いて10分足らずの所に姫川源流があります。白馬連峰から流れ出る水を集め、糸魚川で日本海に注いでいる源です。


バイカモが見頃でした。

明るく光る緑の水草に、小さな白い花が可憐です。   
一月ほど早ければ、黄色い花の福寿草群落が見られます。




白馬村にいると、いたる所で雪を頂いた山並みを間近に眺めることができて嬉しくなり、雄大な気分になります。
水がはられた田んぼに、その雄姿を写した1枚です。
場所は八方に近い瑞穂です。代掻き馬の雪形(黒色)もくっきり現れ、田植えももう直ぐなのでしょう。



初夏らしい景色かと感じました。

八方から猿倉へ通じる県道322号(白馬岳線)沿線で精力的に撮りました。

葉を広げた直後かと思えるブナの若葉が、ひと際明るく、自然の美しさを振りまいていました。
吹きだまりのような所には雪がまだ残っていて、そこには水芭蕉が咲いていました。





木々の間越しに、前述の雪形が大きく見えます。




3日目は小谷村の雨飾山の鎌池に向かいました。
初めの予定では、和田野の森から黒菱へ行き、白馬三山を絡めた新緑風景を撮りたかったのですが、崩落の為和田野の森を過ぎたあたりで通行止めでした。

こちらは道路が開通したばかりで、池の周辺は道路を除いて殆どが雪に覆われていました。スパイク付きの長靴に履き替えて、撮影に挑みました。

雪面に淡い緑が映え、季節の移ろいを感じます。