2015年10月18日日曜日

エーデルワイス咲く憧れのスイスで、ハイキング!! -後編ー

後編のハイキングは、モンブランからです。

ツェルマットから列車とバスを乗り継いでシャモニーにやって来ました。

ロープウエイに乗り、名峰モンブランを展望するエギーユ・デュ・ミディ展望台(3,777メートル)に登りました。昨晩降った雪がシャーベット状になっていて、標高の高さを実感しました。また、此のハイキングでは、日本人とフランス人の二人のガイドさんが付き、歩行約 6キロメートル 3時間30分の行程をガイドしてくれました。旅のしおりの副みだしに「赤い針峰群展望ハイキング」と記されていましたが、歩いたコースはまさに切っ先鋭く尖った山々と氷河に囲まれていた、という雰囲気でした。ここでも、天気は青空で、皆さん気持ち良さそうに歩きました。行き交うハイカーとも軽やかに「こんにちわー」と挨拶をすると、ハローとかボンジュールとかの言葉が笑顔とともに返ってきて、和やかな国際交流でした。
NO-2
NO-1








NO-1は展望台からモンブラン(中程の、少し丸みのあるお皿を逆さにしたような白い山)を9時半頃に撮りました。NO-2は11時半ごろの撮影で、小休止後の行動開始の様子です。後ろから三番目で青いシャツを着ている人が日本人ガイドさん、写りが小さいですが先頭の黄色いリュックを背負った方がフランス人ガイドさんです。
NO-3
NO-4













NO-3から5は特に説明は有りませんが、昨日まで存分に眺めていたマッターホルンを此の展望台からも眺めることができました。6の花はリンドウだったと思います。

NO-5
NO-6









NO-7はアルペンローゼです。コースの所々で見られたのですが、時期が遅いため何処で見てもこのように一輪位しか咲いていませんでした。

NO-7
NO-8








NO-8は氷河ですが、非常に大きいものでした。例えば、左側の黒い山の斜面の下の方に見える帯状のグレーの部分の高さが150メートルもあるそうです。ヘリコプターがトンボほどの大きさに!!

NO-9
NO-9は私のお気に入りの一枚です。山の名前を教えてくれましたが、残念ですが思い出せません。(クローン羊のドリーと云う名に似ていたような気がします)
此の山の右奥(写真の中には見えません)にグランドジョラスが聳えています(実際には、殆ど雲に隠れていました)。

リギ山やマッターホルンのハイキングコースの道はかなり平坦で歩きやすかったですが、エギーユ・デュ・ミディのこのコースは起伏も有り岩や石も多く、本格的ハイキングコースと云うものでした。参加された方々は、普段からハイキングや山登りの経験が豊富で、しかも天気も良かったですから苦も無く歩いているご様子でした。私も、大丈夫でした。

おそらく3時半頃に下りの電車に乗り、全員無事にシャモニーの町に戻ってきました。ここから自由行動で、仲間になった感じの男4人でテーブルを囲み、先ずはビールで乾杯。そして、食べた物を記憶していませんが何種類かをシェアして夕食にしました。5~6人がまとまったところでタクシーでホテルへ帰りました。タクシー代は旅行会社持ちです。

シャモニーからバスで4~5時間、アイガー北壁やユングフラウが聳える町シュテッフェベルグに来ました。そこから10分ほどロープウェイに乗りミューレンに到着。レストランで昼食をとり、その後また5分程列車に乗りアルメントフーベルへ。

ここで、1時間30分の”花の谷”ハイキングをしました。

NO-10
NO-11









NO-10では、左側からアイガー、メンヒ、そしてユングフラウの山々が一望です。ヤナギランが咲いているNO-11はメンヒとユングフラウが背景になっています。この眺め、如何でしょうか?色々手間暇かけて来た甲斐が有るというものでしょう。
NO-12
NO-13









NO-12,13の写真を眺めていますと、規模は全く比較になりませんが、故郷の山を思い浮かべ眺めているようで、都会の喧騒を忘れます。

夕方、バスにてグリンデルワルトのホテルに到着しました。夕食会場は道路をはさんだ向かい側のホテルなのですが、ちょうどその頃激しい夕立になりました。旅の初日と同じような雨でした。
NO-14
夕食のデザートが出てくるタイミングで、花火がパチパチ瞬いているように見えた飾り付けたお皿を持った店員さんが、私が座っているテーブルの上にそれを置きました。何事!!と思い、直ぐに思い当たりました。25日は私の誕生日でした。記念品とともにお祝いをして頂き、ありがとうございました。

いよいよ、行動する日程としては最後の一日となり、ユングフラウヨッホ観光とアイガー北壁展望ハイキングです。
先ず登山電車で、ヨーロッパ最高所の鉄道駅ユングフラウヨッホ(3,454メートル)展望台観光からです。

NO-15
NO-16










NO-17
NO-17はアレッチ氷河の写真ですが、この下にも通路などがあり、富士山の頂上付近にNO-15や16の見物コースがあります。驚くことに、ここまでの登山鉄道やトンネル造りがおよそ100年前に行われたということです。
NO-18
NO-18のクライネシャイデック駅(標高 2,061メートル)まで電車で下りました。此の駅の後ろにまわって、1965年北壁初登頂の悲劇を著した小説「アイガー北壁」の作家新田次郎の記念碑を見ました。

昼食も済み、この休憩を楽しんだところでガイドさんと合流し、このツワー最後のハイキング(歩行約2時間)を始めました。
NO-19
NO-20









このコースでもヤナギランが見られましたが、ご覧のように霧の中を歩きました。今回の旅行で初めてことです。NO-20の写真の中に登山電車のトンネルの様なシェルター?が見えます。牧歌的な景色、良いですね!

NO-21
NO-21は日本への旅立ちの日の早朝、ホテルのバルコニーから撮りました。アイガーですが、ちょっと想像できませんね。

旅行日程は9日間でしたが、予定されたハイキングは6日間。ブログ途中でも述べさせて頂きましたが、全日程好天に恵まれました。昨年のクロアチア旅行もそうでしたが、なんとも申し訳ない気持ちです。
綿密に計画できることでは無いだけに、非常に楽しい旅行でした。
また、親しく行動を共に出来た同行者方々に感謝です。
行き帰りの飛行機の中で、山友達の6人組の方々と隣り合わせになり色々な山行のお話を聞かせて頂き、また前編で記したグレイシャーパラダイスに行かれたお二人の内のお人方とは珍しい出会いがありました。昨年の上高地と今年の一の倉沢で行われたスノーシューハイクで一緒であった、ということでした。

これからも、色々な出会いを楽しみに、次なる旅行を思い描きたいと思います。
長いおつきあいありがとうございました。