2014年12月26日金曜日

箱根と富士山、前編

紅葉撮影もほぼ終わり、そろそろ忘年会、という時期になってしまいました。
(このように書き出しましjたが、投稿が遅くなり、テレビではNHKの紅白が話題になっているようです。)

それはそれとして楽しみですが、もう少しブログの更新に努めたいと思います。尾瀬の次に出かけた所は、箱根と富士山周辺です。10月,11月と二回出かけましたが、今回は前編として10月分を投稿します。

富士山撮影の写真クラブ「富士写撮会」の月1回の例会日(10/18~19)に合わせて、仙石原のススキが見頃なので箱根経由で出かけることにしました。3泊4日の撮影旅行です。
NO-1
NO-2









今年の6月末に圏央道と東名自動車道が海老名で繋がり、狭山日高インタ から箱根の須雲川インタまで一気に行けるはづでした。が、東名から小田原厚木道路への分岐に気付くのが遅く、少し手間取ってしまいました。それでも、環八を通るより早く、楽です。

箱根へは、友人と2008年7月にスクーターの相乗りで、翌年の桜の時期には一人で、それ以来になります。

須雲川インタから旧東海道に入り、畑宿からいつも立ち寄る甘酒茶屋に向かいました。お茶を飲みながら力餅を食べ、今日の行動予定を決めました。山登りには少々遅い時間になりましたが、此処から北西方向に箱根の外れ近くまで国道138号を走り、金時山(標高1213m)に登ることにしました。富士山のビューポイントとして雑誌などにかなり掲載され、かねてより登ってみたいと思っていました。金時神社入口バス停近くの金時公園駐車場に到着したのが10時少し前でした。
NO-3

登山靴を履くなどの身支度を整え、10時半頃頂上目指して出発しました。
日当たりの良い尾根道で、リンドウ?やトリカブトが色鮮やかに咲いていましたのでコンデジカメラに収めました。12時頃。富士山も見えず、頂上になかなか到着しない感じで登っていましたが、1時頃にやっと頂上到着です。
NO-4

雲が多いものの、青空を背景にした富士山が望めて、先ずはめでたしです。
1時間足らずの写真撮影後、頂上に2軒有る茶屋のうち金太郎茶屋でそばを食べました。女将さんからの説明で、頂上の雪は昨晩降ったとのことで、白く綺麗でした。

復路も往路と同じコースを歩いて下山しました。
箱根は仙石原のススキが目的ですので、まだ日没には間があり、下見を兼ねてススキ草原に向かいました。ススキ草原は直ぐに見つかりましたが、周辺には駐車できず、少し離れた所に無料駐車場が有りました。
幸い、コンビニが有りましたのでお弁当を確保して、道の駅「箱根峠」へ向かいました。仙石原からは南方向で、此処と同じように箱根の外れになります。甘酒茶屋、仙石原、そして道の駅が正三角形の頂点になる位置関係です。非常に効率の悪い行程で、明朝はまた金時山に登る予定ですから、行ったり来たりになってしまいます。
NO-5
二日目の金時山は、6時半に登りはじめ、8時少し過ぎに頂上に到着しました。誰も居ませんでした。
NO-5の写真のように雲一つ無い快晴で、右側の裾野に八ヶ岳連峰と思える山並を幸いにも見ることが出来ました。それ以外には殆ど写真撮影にならず、遊ぶような感じで9時半頃まで撮っていました。
長居は無用、ススキ草原へ急ぐべし。                 

NO-1,2はある程度引いた感じで、ススキ草原の雰囲気を出しました。しかし、こちらの方角は順光になり、輝く銀色のススキにはなりません。
NO-6
NO-7









NO-6,7は同じ場所で撮ったものですが、少し狙い方を変え趣向を凝らしました。私は7の方が好きです。

NO-9
ここのススキ草原は有名な所ですが、訪れる人の数も半端でありません。老若男女、列をなして見物しておられました。
ススキ草原の所在地は、ここを離れる時に写し撮った立て看板(NO-9)に示されていますのでご覧願います。

ここから駐車場(看板地図の仙石原浄水センタ-)まで歩5分位ですが、現在地の表示の所から駐車場方向へ歩いて直ぐ左に、甘味処「よもぎ屋」があり、よもぎだんごを食べてみました。美味しかったです。

ススキも、だんごも、堪能しました。これから富士山方面へ向かいます。前述の金時神社のある国道138号で乙女峠から御殿場を抜け東富士五湖道路で山中湖へ向かい、花の都公園に隣接する「スーパーおぎの」で夕食の弁当を調達します。酒のつまみに、イワシの刺身をゲットしました。次に、「紅富士の湯」で二日ぶりのお湯につかり、今日の宿泊地に決めた忍野村の外れに位置する二十曲峠を目指して、夜道を登って行きました。人気の撮影スポットですが、この夜は1台の車も有りませんでした。真っ暗闇です。

5時40分に一枚目の写真を撮りましたが、この時には私を含め3~4人がカメラを覗いていました。その中の二人が私に挨拶の声をかけてきました。寒いのと暗いのとで、即座に認識できなかったのですが、我が写真クラブの副会長と先生クラスの人でした。私が寝ている間に、東京から車を走らせてこられたのでしょう。

朝焼けの富士山を狙っていましたが、眼下に雲海は広がっていたものの、弱い朝焼けでした。
NO-10
NO-11









NO-12
この後、峠を降りて忍野村の鱒の家駐車場に車を止め、顔を洗ったりしていたのですが、ちょうど見頃の紅葉に朝日が当たり、非常に印象深い光景でした。ただ、ただ残念でしたのが、薄い雲がかかり富士山がうっすらとしか見えませんでした。NO-12、7時16分撮影。

富士写撮会の拠点となっている民宿「富士の家」さんでの集合が午後2時ですから、その間2カ所で撮影しましたが、ご披露する程の収穫は得られませんでした。

翌19日朝4時少し過ぎ、宿のオーナーの先導で滝沢林道へ行きました。私が二度ほど撮影したことがある場所から数十メートル上った所で車を止めました。冷え込んだ夜空に、無数の星が煌めいていました。
一般車の通行ができないようにゲートが有る所をヘッドライトで照らしながら、ここから5~6分歩いた所迄行くが、少し早いので40~50分此処で待機することになりました。
殆どの人がカメラを持ち出し星の撮影を始めましたが、私は車の中で待つことにしました。
此処で思わぬハプニングが。当然のことながらはっきり分からないわけですが、どうやら置いてけぼりにされてしまいました。人の動きが感じられず、皆が乗っていたハイエースの中には一人も居ません。
私もヘッドライトを着け、先ほど教えられたゲートから歩き出しました。明かりを頼りにすれば見つけられるだろうという思いで歩いていましたが、結局15分位歩いた所で引返すことになりました。

朝焼けにはまだ間に合う。前述の過去に2度撮影した所へ下り、撮り始めました。5時55分。
NO-13
NO-14









NO-13がその時の写真で、NO-14は皆さんが戻ってきた時に、オーナーが場所だけ教えてくれるということで、当初行くはずだった所で写しました。7時11分。

この日の朝食後に、忍野八海と鱒の家駐車場脇の桂川沿いを4人ほどで散策しました。その時に、クリスマスツリーの様に沢山の赤い実で飾られた木を何本も見ました。仲間の女性が、この実は食べられる、ということで3個食べてみました。甘く美味しかったです。最近になって、しっかりと名前を覚えました。イチイの木と云うそうです。
NO-15
NO-16








2014年10月27日月曜日

紅葉の尾瀬

8年振りに、紅葉の尾瀬ヶ原へでかけ、そして45年振りに三条の滝へも行きました。

8時45分頃に鳩待峠を出発して山の鼻へ向かいましたが、天気は青空で、赤や黄色に色付いた紅葉が私の写慾をそそりました。
NO-1
NO-2









至仏山を背景にしたNO-2がその雰囲気を表しております。
NO-3
NO-4
NO-3、4は山の鼻植物研究見本園で撮ったものですが、背景の山は、NO-3が至仏山NO-4が繸ヶ岳(ひうちがだけ)です。

此の頃までは青空が気持ち良かったのですが、1時少し前に予約をしている竜宮小屋を目指して歩き始めました。が、だんだん雲が目につくようになりました。

NO-5
NO-6
NO-5は牛首分岐を過ぎ、下の大堀川付近で逆さ繸ヶ岳を撮りました。雲ばかりでなく、風も出てきて、なかなか水面に写り込まないので、しばらく木道に座りこみのんびりしていました。
願ってもなく白樺の木に日が当たり、繸ヶ岳が水面に影を落としてくれました。13時40分。

二日目の朝食前の早朝に、下の大堀川近くまで、ヘッドライトで足元を照らしながら出かけましたが曇り空で何も写せませんでした。

NO-6は竜宮小屋を背に、至仏山を背景に深まる秋の風情を写し撮りました。7時16分。此処から、ヨッピ橋、東電小屋、元湯山荘などなどを通って三条の滝を目指します。


NO-7
NO-8









NO-7は竜宮十字路からヨッピ橋へ向かう途中で、至仏山を背景に白樺の木を撮り、NO-8は元湯山荘手前で、赤と黄色の配色に目が引きつけられ、手持ちで撮りました。

元湯山荘を通り過ぎた少し先に、45年前に泊った温泉小屋が有り懐かしかったです。
無料休憩所で一息入れ、三条の滝へ向かうことにしました。歩き始めて直ぐの所に、鮮やかに紅葉した景色(NO-9)に出会い、撮らずにはいられない気持ちでした。10時41分。
NO-9
このような調子では先が思いやられましたが、その後は一枚も撮らずに滝まで歩き通しました。登り道がきつかったという記憶でしたが、実際に歩き始めると下りの連続でした。が、歩きにくい足場で、非常にきつかったです。
無料休憩所を歩き始めてから約75分で滝に到着しました。


NO-10



NO-11
派手な紅葉ではありませんが、色付きが新鮮でちょうど見頃の時に来た感じがします。この場所からさらに先へ進むと、展望ステージが有り、テーブルも有りました。山小屋で用意してもらったおにぎりで昼食にしたのですが、気が焦っていたのか時計の時刻を読み違えたのか、急がねばとの思いにかられ、おにぎりを一つ残してあたふたと帰路につきました。

1枚の写真も撮らずに、無料休憩所にたどり着きました。時計を確認しますと、特に急がねばならない程の時刻にはなっておらず、しかも登り道であったことを思うと不思議な感じになりました。先ほど残したおにぎりや行動食をのんびりたべながら休憩しました。

慌てることもなくなり、尾瀬の紅葉を満喫し、写真に収めながら竜宮小屋へ向かいました。

NO-12
NO-13



NO-14について、ヨッピ橋から竜宮十字路へ歩いている時に遭遇しました。17時05分。それまで、どんよりとしていた空が俄かに輝きました。欲を言えば、もう少し規模が大きく、且つ赤みが増していれば、との思いでした。



NO-14

この日の夜も、竜宮小屋では4人の相部屋でしたが、夕食前から話が弾み、夕食も一緒に食べ、部屋に戻っても各人が持ち寄ったアルコールをたしなみながら、健康のこととかどんなことをしているとかの話で大いに盛り上がりました。

*此のブログの画面作りが思うようにゆかなくなってしまいましたので、これで今回は終わりにさせて頂きます。


2014年10月9日木曜日

富士山とコスモス

9月16日(火)、富士山の麓、山中湖村にある花の都公園で富士山とコスモスを撮りました。

NO-1
当初の目的は滝沢林道で赤富士を撮る事でしたが、山は見えるのですが残念ながら赤くなってくれませんでした。NO-1、5時11分撮影。
6時少し過ぎ頃まで何かを期待してその場に留まりましたが、諦めて朝食を食べに民宿「富士の家」http://www9.ocn.ne.jp/~fujinoya/ さんへ戻りました。

NO-2は6時7分に雲の形が面白いので撮り、NO-3は2011年8月に撮影した赤富士です。

NO-2
NO-3









花の都公園は、その名の通り、季節にあった花が咲き競い、それを目当てに訪れる方も非常に多い所です。

赤富士が撮れた時の8月にはヒマワリが咲いていましたが、富士山は雲に隠れて見えませんでした。今回は、ご覧のように富士山を背景にコスモスを撮ることが出来ました。

NO-4
NO-5












訪れた時期が若干早いのか、咲いているコスモスがまばらな感じでした。
NO-6
NO-7









それでも、興味ある二つの題材をそろって写真に収めることが出来て満足しています。撮影時間は9時少し前から初めておよそ1時間ほどでしたが、富士山が大きく見えていたのは初めの30分位でした。
この時期、天気がなかなか安定せず、富士山も見えない時のほうが多いようです。

2014年9月19日金曜日

季節の移ろい

9月12日(金)、久し振りに爽やかな秋晴れとなりました。
ウオーキングで馴染みの入間川の土手沿いで眺める景色に、季節の移ろいを感じ、一眼レフカメラに収めてきました。

大勢の方が訪れる蔵の町川越も、我が家から15分も歩きますと田園地帯です。刈り入れも大分進みましたが、実りの秋を象徴する黄金色の稲穂が頭を垂れていました。

NO-1
NO-2
刈り取られた田んぼにシラサギが舞い降り、新米のおこぼれをついばんでいるような光景も見られました。

田んぼを通り過ぎると、入間川の土手になります。
赤い花の彼岸花も咲き始めたようで、緑色の草むらで目を引きます。冒頭でも述べましたが、今日は久しぶりの秋晴れで、白い雲がひと際白く青い空に浮かんでいます。
NO-3
NO-4









川に架かるのは東武東上線の鉄橋で、川の向こう側が西になり、電車は東松山方面へ向かっています。この鉄橋の下で撮った写真が下の2枚です。何時もですと、大きな石に流木などのゴミがからみつき、とても写真に収められる状況ではないのですが、このところの雨できれいに流されていました。
NO-5
NO-6









白い泡立ちをポイントに、左奥の緑色の草の写り込みに気を配りました。
NO-7
暫し水と戯れ、満足感を味わいつつ、
また歩き始めました。

NO-7の白い雲は夏の名残でしょうが、さわやかな感じです。
3~4年前、この辺りでカワセミを見ましたが、その後は見かけなくなりました。その理由にはならないのかもしれませんが、クルミの木や桑の木など大きな樹が有りましたが、どうしたわけか一昨年ほど前に伐採してしまいました。桑の木の実が黒く熟した頃、ひよどりやむくどり、更にそれより小さな小鳥たちがご馳走に群がり、わいわいがやがや賑やかでした。

NO-9
NO-8









土手沿いに町の有志さんたちが管理している雑木林が有り、NO-8、NO-9はそこで見つけたどんぐりです。緑色から茶色に変わる中間色で、此処でも季節の移ろいを感じました。
次にご覧頂くのは、我が家から歩いて45分程になりますが川越水上公園で見かけた光景です。
NO-10

数百メートルになる桜並木の僅かに黄色みを感じる桜を前景にして、ベンチでなごむ親子連れをアクセントに撮りました。
静かで、ほのぼのとした雰囲気を味わいました。
NO-11は池の方を写したものです。

NO-11








ウオーキングは此処で折り返し、ほぼ同じ道を歩きます。
それでも、眺める景色に変化が有り退屈しません。私と同じようにウオーキングしている人、かっこいい自転車で風を切って通り過ぎる人、そして私の姿で驚くのかバッタが飛び去ります。
NO-12
NO-13









NO-13は締めくくりの写真になりますが、説明は必要ないと思います。
お昼までのおよそ2時間半、充実したウオーキングであり、写真撮影になりました。

2014年8月9日土曜日

苔にみとれる

7月後半、岩手や宮城の東北地方へ出かけてきましたが、その前に川越市内で撮影した、しっとりとこの時期ならではの苔の風景をご覧頂きたいと思います。撮影日は7月6日です。

苔むした仙波東照宮の石灯籠や桜の木の根元に緑濃い苔と共に息づく小さな木、ややもすると見過ごしてしまう光景に見とれました。


NO-1
NO-2









NO-1, 2は喜多院境内で小さな瑞々しい笹や石垣に生える苔のアップ。

NO-3
NO-4


NO-3は仙波東照宮 拝殿脇の石灯籠、そしてNO-4は東照宮下に聳え立つ桜の大木の根元に息づく小さな若木です。

ここで、合歓の木の淡いピンクの花で彩りを添えました。
これはとある民家の窓辺に咲いていました。花は目の前ですので、カメラを最短に近付けて撮りました。初めて、咲いている形の中心部を見ることが出来ました。

NO-5
NO-6









NO-7,8は喜多院境内で撮りました。NO-7はモミジの葉が主題ですが、背景にある木の表面の苔にうっすらと光が当り、モミジの緑をサポートしているようです。NO-8は、貫禄備わった桜の木を眼前に捉え、左奥の多宝塔の朱色と笹のうす緑をどうにか落ち着く位置に治めることが出来ました。

NO-7
NO-8