今年は川越市市制施行90周年に当たり、そして2日間とも好天に恵まれ、大勢の見物客で賑わいました。山車の数も29台になったようです。
川越祭は氷川神社が10月14日に執行する例大祭と、直後の15日に行われる神幸祭を根源とし、つづいて氏子町衆が主体となって取り組む祭礼からなりたちます。但し、行われる期日に就きましては、現在では冒頭のように決まりました。
平成17年(2005年)に「川越氷川祭の山車行事」として国の重要無形民俗文化財に指定されました。
NO-2 |
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私は川越市に住んで32年になりますが、この祭りを写真に撮るのは初めてです。風景写真が専門のような者ですから、動きが激しく、大勢の人を画面に納める、などに戸惑いを感じつつ、2日間昼夜精力的にトライしました。
基本的撮影条件;
1.手振れ防止付きレンズを着けたカメラで、手持撮影。
2.ISO感度は、昼間は ISO 400、 夜間は ISO 2,500 。
3.絞りは、f 8
4.シャッタースピードは、夜間は 1/20~1/30秒 昼間は 1/100~1/500秒。
5.W/Bは太陽光(フラッシュは使いません)
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手古舞さんたちは引き綱を引かず、後ろに続く子供衆と警護方が引きます。
NO-2の写真ですが、川越と云えば蔵造り。重厚な家構えを背景に入れようと、山車が程良い位置まで進んで来るのを待ち構えて撮りました。
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最上部の人形は能楽の翁です。
囃子台では獅子が舞っておりますが、時々出し物が変わります。
右の写真;
最上部の人形は弁慶です。このように所有する町の山車により人形の種類は様々です。
囃子台ではひょっとこが舞っています。私も、しばらく見とれていました。
山車が巡行するさいに、頭上に横切る電線が無い時は、最上部までせり上り、山車全体を見ることが出来ます。電線に遮られるような時は、下げて通ります。道路によっては、電線の地中化が完了していますが、全てではありません。
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NO-6 |
NO-9 |
NO-8 |
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NO-6は、山車に気をとられ、ファインダーの隅の方に何が入り込んだか気付きませんでした。
NO-7&9 は初日の夜の写真です。NO-7は全体的な雰囲気を感じていただき、NO-9は「曳っかわせ」の様子を写しました。笛や太鼓の音に合わせ、互いに舞合っています。
NO-8はご覧のとおりで、2日目の午後の部が恐らく終わったのでしょう(16:25)、あどけなくくつろいだ表情を捉えることができました。暫しの休息をとり、夜の部に備えるはづです。
NO-10は、NO-5のアップです。舞は天孤です。
私は、仲町と札の辻交差点の間の一番街で2日間写真を撮りましたが、遭遇した山車の数はおよそ20台でした。自分の目でしっかり見たいと思う気持ちと、写真に収めたいという思いがないまぜになり、思うようになりせんでした。
参考文献:谷澤 勇著 「川越祭のすべて」特別出版
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