2013年12月3日火曜日

東北、秋の撮影旅行(後編ーその1)

今回は後編で、全て岩手県内に関するものです。

子安峡の国道398号から県道282号に入り、須川の栗駒山荘をかすめて一関方面に向かう国道342で厳美渓(げんびけい)に向かいました。紅葉が見頃ということでしたが、さっぱりでした。大きな岩の間を流れる川の景色を2~3枚撮りましたが、紅葉写真は有りません。
ご参考までに、一関市内から北東の方角に猊鼻渓(げいびけい)があり、切り立った峡谷で知られているそうです。混同しませんように。

翌10月31日、道の駅「厳美渓」を出発して、中尊寺の参道入口脇の町営駐車場に車を止めました。
平泉世界遺産の撮影開始です。            
NO-1

参道の入口付近では、事務関係の人と思える女性がたが、奥の方では寺男 の人が、箒を手に掃き清めていました。
朝のお勤めでしょうか、お坊さんが通り
かかりました。8:37分撮影。
NO-2







モミジの木は見かけますが、程良く色付いた木が少なく、一番の目的であります金色堂前
に枝を伸ばす大きなモミジもまだ青々としていました。NO-3
NO-3
正面の白い建物が金色堂を守る覆堂です。中に入りましたら、さらに金色堂はガラスで囲まれていました。風雨に晒されず、長い年月を経た今も燦然と輝き続けている事を思えば、これも止む無しと思います。
松尾芭蕉も詠んでいます。
五月雨の 降りの残してや 光堂










せめて、赤いモミジで覆堂を飾ってくれたならの思いですが、それは次回の楽しみにします。

次に向かう所は、ここから2~3Kmほど離れている浄土庭園の毛越寺です。
大泉が池を中心に、右回りで一周しました。
NO-4
初めに撮った1枚がNO-4です。11:49分
ご覧のように、水面は鏡のようでした。
静かな佇まいで、何か瞑想したくなる雰囲気です。平安時代から続いてるとは不思議な気分です。

NO-5



NO-6
NO-5は少し賑やかな感じになりました。船遊びでもしたくなる気分です。見物人も少しは見かけますが、極めて静かです。
NO-5の右側がNO-6で、ここは築山になっています。赤いモミジが鮮烈でした。



これより、池の向こう側をご紹介します。
この池に水を引き入れる「遣水」が当時のままの姿で残っています。

NO-7
この写真の手前の芝生の上で、毎年5月に「曲水の宴」が催されそうです。雰囲気だけを味わうことができました。

NO-8
NO-9









NO-8は鑓水を背景に赤いモミジを撮りました。NO-9はここから更に歩き、池の中に立つ「立石」(NO-4の左の方の石)が近くに見られる所です。映える赤に、緑のモミジを対照的に入れてみました。

まだまだ旅は続きますが、後編ーその1は終わります。そのー2は遠野から始まります。ご期待下さい。

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