2013年10月3日木曜日

蕎麦の花、戸隠

戸隠で「蕎麦の花」を撮りたい、との思いがやっと叶いました。

9月10日から12日迄、3日間戸隠に滞在して蕎麦の花と向かい合いました。
長野 IC で高速道を降り、バードライン(県道506号)を通って戸隠展望苑(戸隠そば博物館の近く)に9時半頃到着しました。現在は営業をしていない展望苑の裏手に蕎麦畑が有りました。広いです、その先に戸隠連山が見えました。カメラマンでさぞ賑わっているかと思いましたが、先客は4~5人でした。
背後の山とそば畑の関係に目を向けながら撮影場所を選び、最初に撮ったカットが下の写真です。、これに勝る写真は、この後撮れませんでした。
NO-1
青い空に、大きく伸びた白い雲が気に入りましたので、真ん中に位置する戸隠連山は小さくなりますがこのフレーミングで撮りました。9:57分撮影

NO-3
NO-2









NO-2、 NO-3 も似たような写真ですが、気持ちの良い青い空は11時半頃までで、その後はのっぺりとした雲が多くなりました。

NO-4
NO-5









目線を下げ、場所を移動して撮ったのがNO-4とNO-5です。ススキの穂は残念ながらまだ銀色になっていませんが、この時期の雰囲気は感じ取れるのではないでしょうか。ススキに月見、そしてお団子の組み合わせを思い出します。
此処のそば畑は、戸隠神社付近でお店を構えている「水車の山一屋」が所有している旨の看板が畑の脇に有りました。初日はそば博物館の中のそば屋さんでそばを食べましたが、二日目にその山一屋でそばを食べました。かなり大きなそば屋さんで、そばにちなんだお土産物も販売していました。私は、7個詰のそば団子を、4個にして頂き買いました。時間が経つと固くなってしまうから、我家までのお土産には不向き、とのことでした。みたらし風で、歯ごたえがあり美味しかったです。注文したそばのあてとして、漬物などと一緒に出てきました。

食の話題から展望苑の蕎麦の花に戻ります。
写真撮影に一息入れている頃、療養中と思われる人の面倒を見ながらこの場に来られた方が、手に小型のカメラを持ちながら、戸隠から信濃町へ行く道の途中にここの規模よりも大きいそば畑が有りますよ、そして早朝が良いですよ!と教えてくれました。
幸い、今日の寝る所は道の駅信濃町ですので、探しながら車を走らせました。ここかな?とおぼしき所が有りましたが、その場に駐車スペースが見当たらなかったため走り過ぎてしまいました。明日の朝、もう一度確かめようとの思いです。
翌朝来ましたら、そば畑に沿って車が一台通れる細い道が有ることに気付き、ロープなども無いのでその道に入って行きました。20メートル程の先に、車2台が駐車できるスペースが有りました。車から降り、そば畑の方を見ると朝日が輝いていました。慌てて道具を出し、撮影場所を決め、カメラのセットが終わる間もなく、太陽が雲間に隠れてしまいました。その時の写真が NO-6 で、5:42分撮影です。
NO-6
NO-7









NO-7は同じ日の15:42分に撮ったススキです。こちらの方は、穂もだいぶ開き黄金色に近い眺めでした。
ここで、思わぬ出会いが有りました。
白い車が一台通りすぎ、暫くして戻り、2台目のスペースに止めました。こんにちは!!と声をかけながら畑の方へ歩み、手にした測定器で何か測っていました。そこには猪を追い払う電気柵が設置されていて、点検に来られたその人は、此処の農場主さんでした。私より若い方ですが、色々な事をご丁寧な対応で教えて下さったことに、この場を借りて改めてお礼申し上げます。白い花を咲かせ、見知らぬ我々を楽しませてくれるこのそば畑に、色々なご苦労が有ったようです。先ず、黒姫山々麓の開墾です。土の中から掘り起こされた大きな石が、そば畑の周囲に難攻不落の要塞のように築き上げられていました。私も先ほど見てきました。そして、前述の電気柵のように猪の侵入を防ぐ不断の管理や、そばの生育から刈り取りまでを注意深く見守ること、などが必要な事のようです。
香りの良い、美味しいお蕎麦に育つことを祈ります。

再び、蕎麦展望苑に戻りたいと思います。
そばの花あれこれで、花を引き寄せて撮ってみました。
NO-8
NO-9














NO-10
NO-11










NO-8 のレンズ焦点距離は46ミリ、NO-9、11のレンズ焦点距離はフィルム換算で300ミリ、NO-10は270ミリです。花一つの大きさは、おそらく6~7ミリ位です。やがてそばの実になり、再び私たちを楽しませてくれる事でしょう。

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