2018年7月19日木曜日

群馬県 谷川岳一ノ倉沢から新潟県 松之山、松代へ

後編
5月15~17日(木)、松之山~松代

初日
関越道の湯沢インターで一般道に降り、北西の方向を目指して松之山に向かいました。
2~3回はこのルートで走っていますが、記憶に残っている眺めは出てきませんでした。
松之山の美人林に近づいた所まで来て、何となく見当がつき、程なくして美人林への案内板が目に入りました。

駐車場とか、大分整備されていました。
土産物を売る小さな売店の女将さんが先客と話し込んでいました。面白そうでしたので、私は立てかけられていた美人林の写真などを眺めつつその場を離れずにいました。
塩と砂糖を主な商品として、9年?ほど前からここで店を開いているという女将さんが色々な話を聞かせてくれました。写真家ジョニーハイマスが美人林を有名にしてくれたとか、急に霧が出てきて美人林が物凄く幻想的な光景に包まれ、その時おかみさんだけが独り占めで見ていたとか、地元の松之山温泉新聞の地図を広げてどこそこの棚田が良いですよとか、一時間近く話をしてくれました。ジョニーハイマスさんについては、私も裏磐梯で見かけたり、写真雑誌などで記事を読んだりしていましたから、私からはそんなことをお話ししました。
話を聞かせて頂いたお礼の気持ちで塩を一袋買うことにして、長引く話を打ち切り、暗くなる前に道の駅「松代」に向かいました。

NO-1
2日目
翌朝、教えてもらった棚田の一つ「星峠の棚田」を目指しました。案内板がしっかりしていましたので、迷うこともなく辿り着くことが出来ました。駐車場やトイレも整備されていました。
右の写真は6時少し過ぎ、最初に撮ったカットで、奥の方に漂っている霧にポイントを置いています。霧の規模がもう少し大きいとインパクトが増したと思います。

NO-3
NO-2









NO―2は6時半頃、NO-3は6時47分、に撮りました。言うまでもなく、さほど変わり映えしません。朝夕の焼けた空を背景に撮りたいものです。昔、早朝の山古志村を当てもなく車で走っていた時に棚田風景を見ましたが、郷愁にかられた記憶があります。
NO-4

NO-5











8時頃までここで撮影して、次に向かッた所は昨日お話だけでおしまいになってしまった美人林です。
売店はまだ閉まっていました。久し振りに、美人林に入りました。
この時期ですから、残雪もなく、ブナの芽吹きも終わり、撮影には難しい季節だと思いました。先客がお一人、ため池に泳ぐ錦鯉を狙って撮影しておられました。
直ぐ脇に陣取るわけにもいかず、少し離れた所で9時少し前から撮り始めました。
NO-6
NO-7









先ほどの先客も程なくしてこの場を離れ、自由に撮れるようになりました。NO-6は9時3分、そしてNO-7は9時7分に撮りました。鯉を出来るだけ引きつけ、大きく取り込みました。こんにちわ!と挨拶してくれているようです。鯉の姿を追って何カットか撮り、ブナの林の方へ移動しました。
NO-8
NO-9










NO-10
NO-11









趣向を変えて、上の4カットを撮ってみました。ブナの葉もまだみずみずしさが有り、生き生きとした雰囲気を感じます。NO-10は人の動きに気を配りながら10時16分に撮り、10時半に撮影を終了しました。

NO-12
この後、松之山温泉(日本三大薬湯の里)まで車を走らせ、市営の日帰り湯「鷹の湯」に入りました。
その隣りにある食堂で昼食をとり、次に大厳寺高原へ行ってみることにしました。
此処も初めてではないのですが、どの辺りを走ったか地図で確かめても良くわがりません。駐車スペースを見つけ、そこからカメラ一台持って歩きはじめました。山肌に雪が残っていましたので、目障りな小さな木や枝を避けながら、残雪とブナの木を組み合わせて何とか撮ってみました。

NO-13
NO-14









カーブミラーの補修交換作業をしている人達がおられましたので尋ねてみましたら、今年の雪解けは例年よりひと月近く早いようです。私の記憶でも、そう感じていました。
作業している内のお一人が、鳥の鳴き声を聞いて、あれはーーーだね、と鳥の名前を教えてくれました。仕事をしながら、その場の自然に一歩踏み込んで、興味のあることを少しづつ調べているようです。前述の美人林にはアカショウビンが多く見られるようです。
時刻は2時半。気温が高く暑い一日ですが、ここは高原です。
再び、星峠の棚田に行ってみることにしました。夕焼けを期待します。

恐らく5時前には到着できたと思います。
駐車場脇にある展望台(写真NO-5の案内板をご覧願います)に登ったり、車の中で休んだりした後に、朝方撮影した所で夕焼け時刻まで待つことにしました。厚みのある長い板が有りましたので、そこに座り込みました。
30分が過ぎた頃でしょうか、同じ撮影目的で山形の方がやって来られました。
この場所からの眺めがお気に入りで、棚田の方にカメラを向けて操作していましたが、同じように腰を下ろしました。
山形では何処で撮影しましたかという問いかけに、残雪残る5月に月山へ、小国町へは何回か行きましたよ、と答えました。
なんと、小国町の越後屋とそこのご主人をご存じということで、話が盛り上がりました。趣味が同じだからでしょうか、通じるものがあるようですね。楽しい一時でした。
この様な次第で、夕焼けの時刻まで退屈はしませんでしたが、写真は一枚も撮れませんでした。荷物を片付け、それぞれの車の方へ別れました。

3日目
雨が降っています。
かなり強く降り出したかと思うと直に止んだり、せわしない空模様です。
どうしようか、何処に行こうか、悩みます。
此処から近い所の「蒲生の棚田」に行ってみることにしました。その場の駐車場に着いた時には激しい雨で、車の中で待機しました。前述のように直ぐにあがり、カメラだけを持って撮影ポイントを探しました。
NO-15

NO-16










上の2枚は、ここに来た、証拠のような写真です。 
「儀明の棚田」の存在も確認しました。

久し振りに訪れた松之山、松代でしたが、棚田撮影の人気は高いように感じました。
今回は湯沢インターを利用しましたが、この辺は六日町インターが良さそうで、川越からもさほど遠からずです。

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